コラム
2024年12月27日
年末年始は家族で過ごすべき?~変わりゆく年末年始の家族模様~
皆さんは毎年、年末年始をどのように過ごしていますか?「お正月料理を囲みながら、家族と一緒に過ごすのが毎年の楽しみ」という方も多いでしょう。普段は離れて暮らす家族と顔を合わせ、心温まるひとときを過ごすのは、年末年始ならではの特別な時間ですよね。しかし、久しぶりに家族が集うことで、些細な行き違いや過去のわだかまりが顔を覗かせることもあります。今回は、年末年始は本当に家族で過ごすべきか、争いごとが増えやすい季節を平和に過ごすための方法について考えてみましょう。
年末年始を家族で過ごす意義とは?
日本における年末年始は、家族や親族が顔を揃えて新年の訪れを祝う特別な時間として、大切に受け継がれてきました。年越しそばを食べたり、正月料理を囲んだり、初詣に出かけたりと、年末年始を家族で過ごす光景は私たちにとって馴染み深いですよね。ごく普通の光景ですが、年末年始を家族で過ごす意義について改めて考えてみましょう。
新年における家族の幸せを祈願
日本では新年の初日の出とともに、年神様が高い山々から降りてきて、各家々に幸せをもたらすと伝えられています。年末の大掃除やしめ縄、鏡餅、お節料理などの風習は、年神様を家にお迎えし、一年の幸せを授けていただくために、長い年月をかけて受け継がれてきたものです。家族や親族が年末年始に集まって過ごすことには、旧年を無事に終えられたことへの感謝とともに、新年における家族の繁栄や健康を祈るという深い意味が込められています。
家族の絆を深める機会
普段は仕事や学校などで忙しく、家族全員が揃ってゆっくりと過ごす時間がないというご家庭も多いのではないでしょうか。特に、遠方に住んでいるご家族がいる方にとって、年末年始はなかなか会えない家族が一堂に会し、絆を深める貴重な機会となります。日頃の感謝や新年の挨拶を交わして共に過ごす時間は、普段の生活ではなかなか得られない心温まる特別なひとときになりますね。年末年始を家族で過ごす伝統的な文化には、「家族を大切にする」という日本人の価値観が色濃く反映されています。
子どもたちに日本の文化を継承
日本には、年末の大掃除やお正月飾り、お節料理やお雑煮、初詣など、世代を越えて受け継がれてきた伝統的な風習が数多くあります。そのため、子どもたちにとって年末年始は、日本の伝統に触れ、重要な学びを得る貴重な時間です。家族で年末年始を過ごすことは、親から子へ、子から孫へと次の世代へ日本の文化をしっかりと伝えていく絶好の機会になります。
新年を心穏やかに迎える準備
一年を振り返り、新たな目標や抱負を語り合う時間は、新年を前向きに迎えるための力を与えてくれます。この貴重なひとときを家族と一緒に過ごすことで、絆が一層深まるだけでなく、お互いの成長や愛情を実感することができますね。年末年始を家族と過ごすことは、次のステップに進むためのエネルギーを蓄えるかけがえのない時間になります。

年末年始に争いごとが増えやすい理由
年末年始は家族と過ごす大切な時間ですが、久しぶりに長時間一緒に過ごすことで、普段は気にならないことでもストレスを感じる場合があります。食事の好みや生活スタイルの違いなど、些細なことがトラブルに繋がることも少なくありません。
家族会議でのぶつかり合い
両親・義両親が高齢になってくると、家族が集まれる年始に相続の話し合いが行われることもあります。家族それぞれの思惑や欲がぶつかり、普段は仲の良いご家庭でもトラブルが起きやすいのもこの時期です。
施設からの一時帰宅・慣れない生活
お正月は、高齢のご両親が介護施設から一時帰宅できる機会でもあります。しかし、体調の管理や食べ物への注意は、慣れない家族にとって「何かあってはいけない」という気持ちから大きな負担になることも。高齢者がお餅を詰まらせるニュースも毎年のように聞きますので、気を付けたいですね。
穏やかに過ごすための「心がけ」が必要
何か食い違いが起きそうだな…というときこそ、感情的にならずに冷静に対応し、無駄な争いを避けるよう心掛けましょう。お互いの意見を尊重し、理解し合うことで、穏やかな時間を過ごせますよ。年末年始は争いごとが増えやすい時期だからこそ、思いやりと感謝の気持ちを忘れずに協力し合いながら、平和で心温まるひとときを楽しみたいですね。ヒートアップしそうになったら、いったん距離をおくのが良策です。
変わりゆく年末年始の過ごし方
年末年始といえば、家族や親戚が集まって賑やかに過ごすのが一般的でした。しかし、時代の移り変わりと共に、年末年始の過ごし方も多様化しています。特に、コロナ禍をきっかけに、年末年始の過ごし方が大きく変わった方も多いのではないでしょうか。年末年始の人混みを避けて帰省の時期をずらしたり、自宅でゆったりと新年を迎えたり、大型連休を利用して海外旅行に出かけたりと、それぞれのライフスタイルに合わせた新しい過ごし方が広がっています。
家族全員が集まることが難しい時代だからこそ、LINEやZOOMを使ってオンライン帰省をしたり、動画メッセージを送り合ったりして、物理的な距離を越えて家族の絆を深める方法も増えてきました。必要に応じて新しいスタイルを取り入れつつ、お互いに感謝の気持ちを伝え合いながら、年末年始の特別な時間を一層温かく、心に残るものにしていきたいですね。

まとめ
年末年始は家族との絆を深め、伝統的な文化を次世代に受け継ぐ貴重な時間です。しかし、久しぶりに長時間一緒に過ごすことで、些細な行き違いや誤解が生じ、争いごとに繋がることもあります。そんな事態を避けるためには、心に余裕をもって冷静に対応することが大切です。
また、「年末年始は家族で過ごすべき」という固定観念に囚われず、穏やかに過ごす方法を模索するのも一つの選択肢。それぞれのライフスタイルや価値観に合わせた過ごし方を選び、心に残る素敵な年末年始を楽しんでみてはいかがでしょうか。