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シニアが老け込まないファッションの工夫

0.服装によって大きく変わるイメージ

 
テレビや身の回りの方で、年齢を重ねても上品で若々しく見える方と実年齢よりも老けて見える方を見かける事はありませんか?その原因の1つに、その人自身の見た目年齢の他に服装が影響しているかもしれません。。選ぶ洋服のテイストや色合い、コーディネートによって人のイメージは全く変わってきます。
せっかくおしゃれを楽しむなら、すっきりと若く見られたいものです。しかし、年齢を重ねてからのお洒落は難しいもの。そこで、今回はシニアが老け込んで見えないために、どのようなファッションを選ぶとよいか、無理なく若見えする工夫についてお話しします。
 

1.シニアにおすすめできないファッション

 
服選びは何より自分の心がときめく事が大切ですが、ある程度は年齢に合ったファッションの方が若々しく、すっきりとしたイメージになります。
 
そこで、まずはシニアにはあまりおすすめしない服装についてお伝えします。
 
・胸元が開きすぎているトップス
・膝上丈のスカート
・体の線がくっきりわかるようなパンツ
・ダメージ加工のジーンズ
・お手入れのできていない服
 
などは避けた方が無難です。
 

(1)若作りはNG

「すらりと伸びた脚が自慢!」など、スタイルに自信がある方はそこを強調したいという気持ちがあるかもしれません。しかし、残念ながらシニア世代の方がセクシーさを強調するトップスや短すぎるスカート、身体のラインがはっきりと出る服を身に付けると、無理な若作りをしているように見えがちです。また、ダメージ加工のパンツなども傷んだ服を着ているように見られるため、あまりおすすめできません。
 

(2)着古した服は部屋着に

シニアの若々しさには、清潔感も大きなポイントです。老け込んだ印象を与えないためには、毛玉が目立つセーター、アイロンがけができていないシャツ、着古した感のある服装を外出着にすることも避けましょう。まだ捨てられない、もったいないと思う服は部屋着やパジャマ代わりにするのがお勧めです。
 

2.若見えコーディネートのポイント

 
シニアのファッションは、上品さや清潔感、そしてナチュラルな美しさがおしゃれに見えるポイントです。あなたらしい魅力を自然に表現するために、以下の点を心がけてみてください。
 
・ベースカラーを探す
・基本となるファッションスタイルを決める
・メリハリをつけた着こなし
・欠点をカバーした若見え
 

(1)ベースカラーの決め方

年齢を重ねると、肌のくすみやシワ、シミは避けられません。それをカバーするために、洋服はぜひ明るい色をベースカラーにしてみてください。ただし、明るいピンクや赤、鮮やかなブルーなど、原色系の派手な色合いはアクセントとして活用する程度にするのがお勧めです。
 
何をベースカラーにしたらよいか分からないという方は、自分の好きな色を基に考えてみましょう。例えば、赤やピンク系が好きな方は淡いピンク、薄めのローズなど、ナチュラルなテイストの色を選ぶといですね。ブルー系なら藍色やグレイッシュブルーなどの優しい色がおすすめです。
 
今までチャレンジしなかった色味を試したい場合も、はっきりした源色ではなく、自然な優しい伝統色から選んでみてください。伝統色とは、日本に昔からある淡い色合いのことで、草木や花から抽出したものが多く含まれます。シニアになると日本的な和の色がより似合うようになってくるものです。
 

(2)ベースのスタイルを決める

ベースとなるファッションスタイルは、基本的には自分が好きな服装を選んでみてください。
 
・ワンピース
・パンツスタイル
・カジュアルテイスト
・フェミニンなスタイル
・ナチュラル系
・モノトーン
 
などのように、緩めの基本スタイルを決めておきましょう。そしてその時の気分や外出先に合わせてアクセントをつけるだけで、バラエティ豊かなコーディネートが楽しめます。定番を決めれば、さまざまな種類の服を揃える必要がなくなりますので、クローゼットもすっきりしますよ。
 

(3)メリハリをつけて欠点をカバー

年齢を重ねると、どうしても体の線が崩れてきます。それを隠すためにゆったりしたスタイルの服装を選ぶ方も多いでしょう。しかし、全身ゆったりした服を選ぶと全体のシルエットが大きくなるため、逆効果となります。
 
体型をカバーしたい時は、トップスかボトムスどちらかだけにボリュームを持たせてみましょう。ふんわりとした大きめのニットを着用するなら、ボトムスにはスッキリとしたスリムパンツを。短めスリムトップスならワイドパンツや広がりの出るスカートを選ぶと、メリハリがついて着やせ効果も期待できます。
 
また、淡い色味で上下を揃えた場合、全体的にぼんやりした印象になることがあります。そのような場合は、アクセントカラーのストール・スカーフやネックレスを着けてみましょう。バッグや靴を差し色にするのも素敵ですよ。
 

3.健康的な若見えを目指そう


 
最後にもう1つ、老けて見えないための大きなポイントになるのが、姿勢です。洋服ばかりに気を取られると見落としがちですが、背筋を伸ばし、姿勢よく歩くだけでぐっと印象は変わります。
 
特に後ろ姿には注意しましょう。どんなに若々しく素敵なファッションに身を包んでいても、背中を丸め前かがみで歩いていると、とても老けて見えてしまいます。シニアだからこそ、格好よくさっそうと歩けるように、普段から足腰を鍛えておきましょう。健康のためにもぜひ心がけてみてください。