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少し心配になってきた?高齢の親のために使える福祉サービスを紹介!

1.高齢の親とは?

「高齢の親」とは一体何歳から、どんな状態で感じるのでしょうか。人によって違ってくると思います。

今回は、「あれ?少し弱ってきた?」と違和感を感じた、大病をしたけど元気になったなど、介護はまだいらないけど、少し心配だと感じるくらいな「高齢の親」のために使える福祉サービスを紹介したいと思います。
 

2.少し心配な高齢の親のために使える福祉サービス

(1)包括支援センター
まず初めに相談してほしいのは、高齢の親の地域を担当する地域包括支援センター(通称:包括)です。
 
地域ごとに担当する包括が決まっており、その地区の高齢者のことならなんでも無料で相談できます。介護が必要ない方への支援も含まれており、介護予防教室なども開催しています。必要な時は介護保険などの福祉サービスにも繋げてくれます。
 
市役所などの役場に電話して、高齢の親の住所を伝えると担当する包括を教えてくれます。是非活用してみてください。
 
(2)社会福祉協議会
各地域にある、子育てや福祉などを支援する団体です。地域の民生委員や包括とも連絡を取り合ってくれ、高齢の親が自宅で過ごす際に手助けしてくれる福祉サービスのひとつです。地域の特性に合わせた活動も多く、敬老の日など高齢の親の家に記念品などを民生委員と手分けして配り、安否確認や孤立していないか確認してくれます。各地域独自の活動が多いことから、高齢の親のホームページを確認しておくことをオススメします。
 

3.高齢の親のためだけでなく、自分自身の準備もオススメ

高齢の親の介護のために自分自身の準備もしていくと安心です。
オススメなのは、健康長寿*花コミュニケーターと社会福祉協議会の有償ボランティアです。
 
(1)健康長寿*花コミュニケーターがお勧めな理由
生花と楽しむ心理療法で、ただのフラワーアレンジメントとは違います。専門的に学ぶことで、フレイル(虚弱)予防などの知識や方法を得ることができます。また高齢の親だけでなく、多くの高齢者と関わる中で自分自身も様々な情報、視点を得ることができる資格です。「老年学」「心理学」「健花法」の3分野が学べるのでお得といえるでしょう。
 
詳しくはこちら⇒
 
(2)社会福祉協議会の有償ボランティアがお勧めな理由
社会福祉協議会では、通院介助や地域の高齢者宅への届け物などの有償ボランティア(一定の料金の発生するボランティア)があります。時間に余裕のある方は社会福祉協議会の有償ボランティアとして登録してみるのがお勧めです。いろいろな高齢者に関わることで高齢の親はまだ大丈夫か、そろそろ福祉のサービスを勧めるべきかなどの視点を養うことができます。
 
自分自身の知識や視点を増やすことは、今後介護が必要になる高齢の親を支えるためにとても大切なことになってきます。また、高齢の親の介護が多くなってきた時、親の介護者でない自分を取り戻せる貴重な場になります。
 
是非、少し心配になってきた高齢の親のために使える福祉サービスを確認しながら、自分自身の準備をしていくことでこれから始まる介護が必要な高齢の親との関係も良好に保てると思います。

 

監修・著者プロフィール

監修 公認心理士・健康長寿の花*コミュニケーター 芙和せら
筆者 介護福祉士、レクリエーションインストラクター資格保有 M.N