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ヒマワリ図鑑 ~新しい品種がどんどん登場しています~

太陽に向かって、鮮やかな大輪の花を咲かせる「ヒマワリ」。明るさと生命力溢れる花姿は、見ているだけで私たちに元気を与えてくれます。夏の代表的な花として広く愛されていますが、ヒマワリには100種類以上の品種があることをご存知でしょうか。背の大きいものや小さいもの、花のつき方や花びらの色が異なるものなど、新しい品種がどんどん登場しています。
 
自宅の庭で楽しんだり、花束にして大切な方への贈りものにしたりと、用途に合ったお気に入りの品種に出会いたいですね。今回は、ヒマワリの心理効果や品種についてご説明します。
 

ヒマワリの心理効果


ヒマワリは、生命力そのもの。気のパワーが強く、私たちに元気を与えてくれる花です。うだるような暑さが続く夏を乗り越えるためにも、身体と心を元気づけてくれます。また、ヒマワリの代表的な色である黄色には、覚醒する力、好奇心をかきたてて活性化させる効果もあります。ポジティブな要素満点のヒマワリの効果を取り入れ、暑い日々を元気に楽しみたいですね。
 
しかし、ヒマワリはパワーが強いぶん、体調が悪いときや落ち込みが酷いときには、逆にパワー負けすることも。ご自分やお相手の状態に応じて取り入れることが大切です。
 

ヒマワリにはどんな種類がある?

ヒマワリと言えば草丈が高く、明るく濃い黄色の花を咲かせるイメージがありますが、品種改良が進み、姿形も多様化しています。100種類以上の品種があるヒマワリは、花色や草丈、花の咲き方・つき方によって、下記のような種類があります。
 

 

あなたの好みの品種はありますか?

ヒマワリには、花の大きさや花色、咲き方などが異なる100種類以上の品種があります。数ある品種の中から、人気の品種や珍しい品種をピックアップして紹介しますので、苗や切り花などを選ぶ際の参考にしてくださいね。
 

ロシア(巨大)

草丈が200cmを超える大型の黄色いひまわり。一重咲きの巨大輪で、花径約25cmにもなります。ひまわり畑や迷路など、観光資源としても活用されており、大変見応えのある品種です。地植えでの栽培がおすすめで、庭に植えると抜群の存在感がありますよ。
 

ロシア(巨大)

草丈が200cmを超える大型の黄色いひまわり。一重咲きの巨大輪で、花径約25cmにもなります。ひまわり畑や迷路など、観光資源としても活用されており、大変見応えのある品種です。地植えでの栽培がおすすめで、庭に植えると抜群の存在感がありますよ。
 

サンリッチ(高性)

切り花用として、世界中で長く親しまれているサンリッチシリーズ。1991年の発売開始以降、改良が重ねられて20種類以上の品種が誕生しています。オレンジや明るいレモン色、バイカラーなど、花色のバリエーションが豊富で、無花粉かつ花首や茎の丈夫さが特徴です。花束やブーケにすると美しさが際立ちますよ。
 

プロカット(高性)

外側から内側にかけて、花びらのグラデーションが特徴的なヒマワリ。ホワイトナイトやホワイトムーン、レッド、プラムなどの品種があり、爽やかさやシックさを感じさせるお洒落な色合いの品種です。比較的花径が小ぶりで無花粉なため、花束やアレンジメントに適しています。
 

ゴッホのひまわり(高性)

半八重咲きが中心ですが、一重から八重咲きが混ざって多様な咲き方をする品種です。画家のゴッホが描いたひまわりを彷彿とさせることから名づけられ、1輪だけでも見栄えのする豪華さが魅力。無花粉で長もちするため、汚れを気にすることなく華やかさを楽しめますよ。
 

モネのひまわり(高性)

鮮やかなレモンイエローと中心のグリーンとの対比が美しい、無花粉の品種。ボリューム感のある八重咲きで、分岐して複数の花を咲かせます。華やかさはあるものの、主張しすぎない花姿はアレンジメントにも最適です。ゴッホやゴーギャンなど、ヒマワリの画家シリーズを組み合わせると、アートが好きな方に喜ばれる特別な贈りものになりますよ。
 

東北八重(高性)

八重咲きで、花びらがぎっしりと詰まった品種。ふかふかとした厚みのある花で、定番のひまわりとは異なる魅力があります。繊細な花びらが重なり合う花姿は、ゴージャスでありながら、上品さも兼ね揃えているのが特徴です。
 

ミスサンシャイン(矮性)

草丈25~40cm程度でコンパクトにまとまり、上向きの花を咲かせるヒマワリ。葉の濃い緑色と花の黄金色のコントラストが美しく、鉢植えに最適な品種です。花粉が出ないため、手や服を汚さずに室内でも楽しめます。
 

サンビリーバブル(矮性)

草丈20~50cm程度で、初夏から晩秋まで休みなく咲き続けるヒマワリ。分岐性に優れて多花性があり、ワンシーズンに1株から1000輪以上の花を咲かせます。球体に広がるため、バランスが良く見応え抜群の品種です。鉢植えや地植えなど、幅広い環境で栽培でき、育てやすさにも定評があります。
 

スマイルラッシュ(矮性)

草丈30~40cm程度で、分岐してたくさんの花を咲かせるコンパクトなヒマワリ。無花粉で花もちが良く、長期間楽しめる品種です。形がまとまりやすく、プランターやポットで溢れんばかりの美しい花を楽しめます。
 

ちーくまくん(矮性)

草丈が花壇で60~80cm、小鉢で20cm前後のコンパクトなヒマワリ。花径が約10cmの八重咲きで、もこもことした明るいオレンジ色の花を咲かせます。花芯は緑色で、一般的なヒマワリとは異なる個性的な品種です。花壇で育てると分岐が出て、たくさんの花を楽しむことができますよ。
 

小夏(ミニ)

草丈約25cmと世界最小クラスのミニヒマワリ。1つの株から次々と可愛らしい花を咲かせるため、長い期間楽しめます。プランターや鉢植えでの栽培に適しており、省スペースで育てやすい品種です。
 

グッドスマイル(ミニ)

草丈12~45cm程度の小ぶりなミニヒマワリ。シンプルながら色合いが鮮明で、存在感があります。コンパクトで花粉が出ないため、切り花や鉢植えにして室内で楽しむのにピッタリな品種です。摘芯して枝分かれさせると、次々に開花して長く楽しめますよ。
 

ダージリン

2024年に登場した新品種の「ダージリン」。ダージリンティーを彷彿とさせるシックな色合いで、ブラウン系ヒマワリ初の八重咲きの品種です。世に出回り始めたばかりで希少価値が高く、特別感がありますよ。
 
 

まとめ

今回は、100種類以上あるヒマワリの中から、人気の品種や珍しい品種をご紹介しました。ヒマワリには、「元気を与えてくれる」心理効果があります。体調に合わせてヒマワリを取り入れ、暑い夏も元気に乗り越えたいですね。花の色や形、草姿など、お気に入りの品種を見つけて、日々の生活に彩りを加えてみてはいかがでしょうか。お花屋さんに行った際には、ぜひ品種まで伺ってみてください。
 
この記事は、『健康長寿のお花遊びサロン』で活躍する花コミュニケーターの監修を受けています。健花法・老年学・心理学など、幅広い専門知識をもつ花コミュニケーターの見解とアドバイスを基に有益な情報をお届けいたしますので、「健康長寿を目指す方」や「高齢のご家族をお持ちの方」、「誰かの役に立ちたいとお考えの方」など、ぜひ参考にしてください。