コラム

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超高齢社会に介護予防に役立つ健康長寿のお花遊びサロン®︎♪

高齢者といわれる年齢は時代とともに変化する?

人生100年時代という言葉にも馴染みができた今日この頃です。そんな時代に、健康長寿のために誕生した「健康長寿のお花遊びサロン®」は、なぜ介護予防に役立つのかについてご紹介します。

2022年の日本の平均寿命(0歳の平均余命)は、男性81.47歳、女性87.57歳でした。でも終戦から間もない1947年の平均寿命は、男性50.06歳・女性53.96歳だったのです。えっ、こんなに若かったの?と驚いた方も少なくないのではありませんか?織田信長と変わりませんね。ちなみに現在65歳以上を高齢者としていますが、これは1965年以降のこと。1960年までの国勢調査では、老年人口の年齢を60歳以上としていました。また、医療制度では2008年から75歳以上が後期高齢者と言われるようになりました。高齢者の枠組みは時代とともに変化しているんですね。

 

高齢化率って何ですか?

高齢化を示す指標に高齢化率というものがあります。高齢化率とは、その総人口に占める高齢者人口の割合です。WHO(世界保健機構)や国連では、7%以上を高齢化社会、14%以上を高齢社会、21%以上を超高齢社会と定義しています。2022年9月時点での日本の高齢化率は過去最高の29.1%でした。間違いなく超高齢社会ですね。そして問題は高い高齢化率だけではありまりません。高齢化率上昇のスピードがとてつもなく早いのです。日本の高齢化率が7%を越えたのは1970年でした。それから僅か24年で14%を越えたのです。同じように諸外国が7%から14%になる迄に要した期間は、ドイツ46年、アメリカ72年、スウェーデン85年、フランスでは126年です。ちなみに、お隣韓国は日本よりもさらに早い18年でした。繰り返しますが、予測以上の恐ろしい勢いで高齢化が進んできたのです。それだけではありません。ダブルの課題として少子化があります。人生50年といわれていた時代、長生きはそれだけで価値のあることでした。しかし現在、老々介護、介護離職など問題は山積みです。少子高齢化の時代に「私たち一人ひとりはどう生きていくのか」が問われているのではないでしょうか?

 

健康長寿を目指すために

誰もが加齢により心身が変化していくことに抗うことはできません。けれど、その速度を緩やかにすることは可能です。栄養と休息、適度な運動、そして他者との関わり、これらのバランスがとれたとき健康が保たれます。加齢によって困難になることは増えますが、少しの手助けで、できることことは維持できます。これにもバランスが重要です。健康長寿のお花遊びサロン®では、お花を用いて高齢者の心身の健康を目指しています。外出や人と他者とのコミュニケーションにより楽しみができれば、そのために食事や休息など体調を整える意識も高まるでしょう。健康長寿を目指すために、介護予防やリハビリテーションの一環としても健康長寿のお花遊びサロンは大変有効です。

 

健康長寿の〈花*コミュニケーター〉で活動してみませんか?

お花遊びサロンで活躍する健康長寿の花*コミュニケーター®は、お花を通じて高齢者の健康を支える人を育てる講座です。誰かを支えることは、巡り巡って自分自身が支えられることにも繋がります。健康長寿の花*コミュニケーター®として、高齢者を一方的に支えるのではなく、支え合う関係になって幸せな健康長寿を目指しましょう。

受講お申し込みをお持ちしています。

 

著者プロフィール

青木容子:看護師、保健師、介護支援専門員、フラワー心理セラピスト、コミュニケーション心理士