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シニア世代にも流行っている?!美容整形の考え方

シニアにとっての美容整形

近年、定年後の人生を謳歌するシニア、自分磨きにも力を入れているシニア世代も多くなってきました。そんな中で、今シニアの間で美容整形や美容医療が注目されています。シニアの方が美容整形を希望する目的の多くは「若返り」。かつては若年層の関心事と思われがちでしたが、健康寿命の延伸に伴い、シニア世代の美意識も高まっている事が伺えます。

 

「老けた印象を払拭し、明るく元気な自分を取り戻したい」そんな思いを抱いた事のある方は少なくないと思います。もし若返ることができたら、今までためらっていたファッションに挑戦したい、メイクだって楽しめるかもしれないと思うとわくわくしますね。

 

しかし、「顔をいじるなんて…」と、抵抗感があるという方もいらっしゃいます。そこで今回は、美容整形・美容医療に対する意識のアンケート調査をもとに、シニア世代の美容整形の実態と、その背景にある価値観の変化について解説します。

 

データから見るシニアの美容意識

シニア世代で「美容整形に興味を持っている・やってみたい」と思っている方の割合はいったいどのくらいいるのでしょうか。

 

①美容整形・美容医療に興味がある人はどのくらい?

今回参考にしたアラフィフ世代を対象にしたアンケートによると、美容医療もしくは美容整形に興味があると答えた方は71%にも上ります。「エステに通っても効果が実感できなくなった」「化粧品だけでは改善できない」という理由が多く、シミやたるみ、肌のハリの改善、リフトアップなどの具体的な悩みを上げる方もいらっしゃいます。

 

「美容整形や美容医療でやってみたいことは?」という質問には、ほくろやシミの除去/毛穴、ハリの改善/リフトアップがトップ3となっています。一方、美容整形を受ける際に気になることとしては、料金や施術後のダウンタイム(赤みや腫れが落ち着くまでの時間)、副作用などが挙げられています。その他、クリニックの口コミを気にするという方も多くいました。

 

②美容整形へのハードルが低くなった理由とは?

不安や懸念点もある中で、多くのシニア世代が美容整形・美容医療を体験したいと考えているのはなぜでしょうか。

 

大きな理由の1つは、テレビCMやweb広告で美容整形の情報を得る機会が増えた事が考えられます。昔の美容整形は、施術内容に不明な点も多く料金も高いというイメージでした。ですが、最近は施術方法や料金がHPで明確に掲載され、利用者側が複数のクリニックを比較検討しやすくなりました。シニア世代の美容整形に対する偏見も以前より少なくなっています。実際に、ある美容外科クリニックでは、毎月の来院患者さんの約半数が中高年世代だそうです。

 

時間的・経済的な余裕が出てくるシニア世代が、セカンドライフを楽しむためにより若く美しくありたいと考えるのは自然なことです。確実に結果が得られる手段として美容整形を視野に入れる方が増えたのではないでしょうか。

 

自分らしく充実したセカンドライフを送りましょう

平均寿命が延び、元気なシニアが増えてくるにつれ、定年後の生き方に対する考え方も変わってきました。新しい職に就いたり、趣味に没頭したり、ボランティア活動に励んだりと、それぞれが充実した暮らしを送れる時代になっています。

 

身体能力が若返ることは難しくても、見た目を若々しくすることは不可能ではありません。毎朝見る自分の顔が昨日よりも若く美しくなれば、きっとどんどん元気がもらえるはずです。

 

とはいえ、美しさの要素は決して若さだけではありません。「年齢に応じた美しさ」があり、知識や経験から生まれる「品の良さ」など、内面から感じられる魅力も本当の美しさには必要です。「気軽に」とは言いませんが、美容整形はきちんと情報を整理し、熟慮した上で取り入れしましょう。

 

参考資料 

https://adnavi.shueisha.co.jp/news/19322/